ようこそ「スタジオ・ディゾンネ」へ
快適空間コンサルタントの山内陽子です。
私にとっては清水の舞台から飛び降りる気持ちで(?)買った高額チケットでしたが、
結果、プライスレスな感動というものを言葉ではなくて全身で知りました。
人生にこういうことはあってもいい、いや、日頃の生活で一生懸命節約してでも、何かを度々我慢してでも、
こういう美しい音楽に触れることの重要性を身を以て体験しました。
辻井伸行さんの チャイコフスキー「悲愴」。あまりにも有名なこの曲、しかも私のとても好きな曲なので、いろいろな
方の演奏を聴きますが、今回自分でもびっくりしたのは、数小節したところで突然涙があふれてきたことです。
過去に一度だけ同じように音楽によって涙があふれてきたことがありました。
ヨーロッパで旅行の道すがら、立ち寄った教会で、そこのコーラスのグループがミサ曲を練習していました。
祈りの気持ちが強いのは、きっとどこの教会でも同じだとは思うのですが・・・
その時と今回の共通して言えることは、頭が何も考えなかった、という点です。
ダイレクトに心に飛び込んできて揺らされた、ということだと思います。
そして、それから後になって「なんて一音一音美しいんだろう・・」と感じるのでした。
この9月に正式に首席指揮者となったワレリーゲルギエフ氏の日本お披露目公演だそうです。
実は、チケットがなかなかとれないといわれている演奏ですが、
思いがけないご縁によってこのチケットを手にすることが出来ました。
そのチケットを工面して下さったМさんに心からの感謝を申し上げます。