2年ほど前から、冷蔵庫に欠かせなくなったもの。
「万能だし」
いちいち売っているものの裏にあるラベルをじっくり読まないと気がすまないメンドウな私。
市販のめんつゆが便利だという事は、じゅうじゅう承知しているのですが、あのラベルに張られた「なぜ入っているのか理由がよくわからない材料」が気になってしまって。
そんなあるとき、全国友の会に在籍しているスーパー主婦のAさんから、おいしいふりかけをプレゼントしていただきました。東北に来て、ごはんがおいしすぎて太った私なのに、ごはんを減らせなくなるほどおいしい「ふりかけ」!!!
すかさずAさんに詰め寄ると、にこにこしながらレシピをくださいました。
「おいしいふりかけ」は、「万能だし」の副産物だったのです!
材料は1.8リットルの醤油とみりん、手のひらサイズの昆布、干しシイタケ2~3個、大きい袋入りかつおぶし。
ここでついうっかり材料が入っていた容器や袋を捨ててはいけません。
作り方は簡単。
大鍋にすべての材料を入れて、一晩ほど放っておきます。
翌日、この鍋を火にかけ、グラグラしない程度に静かに沸騰させます。
ほんの数分ですぐに火をとめ、粗熱をとります。
これを静かに越したら万能だしの出来上がり。
最初にとっておいた容器に入れて保存します。この時、容器を洗わないのがポイント。
水を使わないことが悪くならないために大切なことなんですって。なるほど。
市販のめんつゆと同じように、麺に、煮物に、と使いみちがたくさんあります。
お醤油としてもおいしいです。添加物もナシなので安心安全。
さて、越した方のかつおぶしは、大きければはさみで刻み、昆布としいたけも細かく刻みます。
ここに1/2カップのさとう(私はザラメを好んで使います)を加えて鍋に入れて水分を少し飛ばすように乾煎りします。
しっとり感が残る程度で火を止めます。
この時、白ごまやじゅうねん、くこの実、松の実などをたっぷり加えると「まるで錦松梅」♪
出来上がったふりかけは、鰹節の入っていた袋に入れて保存します。
大袋のかつおぶしはジッパーつき袋なことが多いので便利です。薄く広げて冷凍保存します。
かちんかちんに凍らないので、食べる分だけ割って使います。
家族も、実家の父も、このふりかけが大好きです。
最初は、普通のお醤油とみりんで作っていましたが、使用頻度と味を考えて、醸造用アルコールや小麦などを加えていない生粋の醤油と「三河みりん」で作るようになりました。
ちょっともったいない?って思ったりもしましたが、結局これらを使うとき混ぜるのですから同じこと。
いや、最初から出汁もとれてるから「時短家事」ですね!
美味しい調味料は、食事の味を何倍にもアップさせてくれます。
それに、健康のための食事に使う調味料は、少しくらい高くても、医療費よりずっと安い!