ようこそ「スタジオ・ディゾンネ」へ
山形・福島より「整理収納×アロマ」を提唱する快適空間コンサルタント 山内陽子です。
今日は仙台へAEAJ (公社・日本アロマ環境協会)が行う「地区イベント アロマセミナー」に参加してきました。
空間アロマを専門にお仕事している「@aroma」のコーディネーターMちゃんと待ち合わせて一緒に参加。Mちゃんは、めっちゃスタイルが良くて一緒に並ぶのイヤなんだけど〜、でも、ママ友でもあり、香りに関わるお仕事どうしなので話も弾みます。一緒にいると楽しい。
ちょっと前から、精油の品質についていろいろと話し合っているので、今回展示されていたサンプル「ペパーミント」と「ベルガモット」各社の製品をクンクン嗅ぎながら、また精油談義。
仙台ガーデンシティ(AER)内で、次のテーマ講演を聴くことが出来ました。
アロマテラピーは、「代替医療」という言い方がされる一方で、最近は、医療従事者からアロマセラピストやインストラクターの仕事に対して遮断されているような感じを受けることがたまにありました。もちろんお医者さんや看護師さんたちからすれば、大変な苦労して国家資格を取得されているのですから、自分たちの「治療」に対する知識や技術とアロマセラピストやインストラクターの知識や技術(こちらはこちらなりに大変なのですが)を並べるのは、あらゆる点で難色を示されても仕方ない部分ではあります。日本では特に代替医療としてのアロマテラピーは「医療の一部」として法的に認められておらず、もちろんヨーロッパのように保険も利きませんのでなおさらです。
もちろん、私たちアロマに関わる者も、西洋医療に対して懐疑的になるようなことがあってはなりません。疾病の状態によっては西洋医療に頼らなくてはならないことがあるのだと謙虚に認めなくてはいけません。しかしながら、西洋医療には西洋医療の、代替医療には代替医療の、だからこその必要性やメリットがあります。特に病名がちゃんとつかないような段階でのモヤッとした不調には、代替医療はそれ以上に進行しないようにする予防の観点から期待出来るといえます。
ですので、一部の医療従事者が「医療従事者のみ」と限定して活動するような団体に対して少し疑問を感じておりましたし、両者の間に隔たりが出来てゆくのは、常々不安を感じておりました。
さまざまな疾病が、さまざまな心的要因が影響して複雑化している現代では、それぞれがより高度で正確な知識や技術をアップデートしていくことは必須ですが、お互いに隔たりを持たずに両者が良好な関係を持ち、連携していくことが絶対的に必要だと考えています。
なので、今回の小山氏のお話は非常に興味がありました。
実際、小山氏は長年、救命救急の現場において重症熱症の患者さんらの治療に携わって来た看護師さんだそうです。現在は代替医療もとりいれているクリニックにおいて、セラピストさんとドクターの間で看護師としてセラピストとして橋渡しとなって活躍を続けています。
日本で問題となっている高額な医療費を考えても、西洋医療と代替医療の共存や予防としてのアロマテラピーのあり方についてお考えをうかがい、小山氏のような方や小山氏の務めるクリニックの院長のようなお考えの方が日本中にもっと増えればいいのに、と強く願いました。
今後、日本では、病気になってからの医療ではなく、予防にもっと着目していく必要があります。
内山氏による調香に関するお話もとても面白かったです。写真では何度もお姿を拝見したことがありましたが、そのイメージよりずっと気さくで話し上手な明るい方で、何度も何度もご自身でエジプトに足を運ばれたというアクティブさも持ち合わせておいででした。 香水作りの実習や、香りのテスターについてのワークショップなど、五感を使ってのセミナーは時間があっというまでした。
「今日の(教材の準備)総額は約80万円以上!」とおっしゃるのを聞いて、こぼしては大変!と、 思わず調合する手が震えちゃう方も(笑)。
そういえば、お聞きするのを忘れましたが、調香師というお仕事柄、香りに対するセンサーはとても敏感だと思います。日常の生活の中にはあらゆる香りや匂いや臭いがあふれていますが、これに対してもおそらく敏感でしょう。困ったことはないのでしょうか?
このセミナーで絶版になってしまった美しく貴重な本が展示されました。 アロマの勉強を初めて間もなくにこれらの本については聞いたことがありましたが、本物を見るのは初めてです。表紙の写真の撮影許可を得たのでアップします。
さらに。写真が暗くなってしまいましたが、今日のセミナーではランチボックスがお昼に配られます。フランスパンサンド。びっくりなボリューム。 |
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