ようこそ「スタジオ・ディゾンネ」へ
山形・福島より「整理収納×アロマ」を提唱する快適空間コンサルタント 山内陽子です。
「夏休み×引っ越し」の話題ってイガイですか?
引っ越しといえば、3月とか5月とかっていうイメージがありますが、実は夏休みにお引っ越しなさる方って多いんですって。
春に、パパだけ先に引っ越して行き先を事前にチェックしておいて、1学期を修了した子どもとママが後から引っ越す、というケースが多いのだそう。
へえ、世の中のパパ、結構優しいじゃん。
日本男児捨てたもんじゃないですね←って、ちょっとエラそうに言ってみた。
また、秋に向かって転勤の辞令がおりますが、事前に分かれば、やはり夏休みにお引っ越し。
そこで、引っ越しバリキャリ?の整理収納アドバイザー/コンサルタントとしてアドバイス。
「引っ越ししたら、ちゃんと片付けてきれいなお家で新生活をスタートしよう!」と
思っていらっしゃる方がいらしたら、即刻、ご予定を変更して「引っ越し前に」片付けを始めましょう。
なぜかというと、お家の中の魑魅魍魎達は、置いてけぼりが大嫌い!
「ぜったい新居にくっついていくぞ!」と息巻いております。たぶん。
彼らを連れて引っ越せば、必ずや、再び今と同じ「片付ける前の家」が引っ越し先で再現されます。
次の手順でお引っ越しを迎えられるよう、今からでもご計画なさることを提案致します。
(1)新天地でどんな生活をスタートしたいか想像(妄想も歓迎!)します。
(2)新天地でどんな自分をインプットして欲しいか思い描きます。
(3)そのためにすばらしい演出効果を発揮してくれそうなパートナーを選びます。
つまり、どういう洋服を着て、どういう本を読んで、何を持って、
どういうインテリアの家か、です。
所有するモノを自分のなりたいイメージと重ね合わせて、チェックし、合格したものを選びます。
(4)選んだものを、行き先のお部屋の収納場所ごとに荷造りします。
(5)なんとなーく好きじゃないモノ、とか、なんだろう、これ?とか、誰にもらったんだっけ?という
モノは、新生活のスタートに立ち会わせないほうがいいと思います。テンション下がりますので。
(6)選ばれなかったモノを、くれぐれも乱暴にポイしないで、ちゃんとお別れして下さいね。
「元気でねー」ってリサイクルショップに持っていくとか、
「ありがとねー」って言って処分するとか。モノによってはお清めのお塩と一緒にね。
そのモノとの付き合いから「成長して卒業する」のは
ステキなことですが、ポイポイ捨てると、罪悪感や喪失感が沸きますよ。
絶食ダイエットと同じで、強行するとリバウンドするのは当たり前です。
ここで、ひとつ、私の失敗談を。
さすがに引っ越しキャリアのある私でも、荷造りのパワーが足りないこともありました。
つい、つい、楽したくて某社の「引っ越し楽々パック」なるものを申し込み、手間をお金で解決したことがあります。
そりゃあ、もう、なんたって、ラク。
だって、(当時まだ手のひらにのるようなサイズだった)愛猫を抱いて、ボーッとすみっこに立っていればミラクルな速さで引っ越し準備をしてくださるのだもの♪
最近、どこかの引っ越し業者のCMで、女の子が「将来、(この引っ越し屋さんと)結婚したいです💓」なんて作文を読むのがありましたけど、確かにホレボレするほどキビキビとスマートな身のこなし。
で、これまたホレボレするような運転技術で、大型トラックのハンドルをさばき、新天地へ。
出迎えた現地スタッフとバトンタッチすると、
再びそこからわずか数時間で、すぐ暮らせるように開梱andセットしてくださいます。
しかし!
そっくりそのまま引っ越したことのデメリットがすぐに発覚。
新天地まで「ご一緒する必要が全然ないモノ」まで、引っ越して来ているので、
新居が散らかりやすい!のです!!
モノを意識して所有することからは遠く離れ、
「あるものをどこかにしまう」行為になりやすいのです。
人は、新しい節目を迎えると、目に見えなくても成長しているのだと痛感しました。
その成長にちゃんと目を向け、自分の心に問うて、今の自分にふさわしいモノを所有することが
大切なのだとよくわかりました。
節目を超える時は、成長とともに卒業するべきことがあるように、卒業するべきモノという
のも存在しているのですね。
そういうモノをちゃんと見極める必要があるんです。
特に新天地で生活のリズムをつくり、新天地になれるまでには誰しも相当のストレスがかかります。
そのストレスを軽減するためにも、自分の環境は整える必要がありますね。
ただし、そういうことを誰かに相談しても、誰も分かりません。
本人である貴女自身が、そのパートナーであるモノとのつきあい方を見つめ直すのが
間違いないと思います。
「引っ越し前にお片づけ」
これをすると、案外、自分の成長を直に感じて、
前より自分のことを愛せるかもしれません。
そうしたら、新天地で生活をスタートする際も、自信を持ってスタート出来ると思います。
この夏から新しい生活をスタートする皆さま
スタジオ・ディゾンネは、精一杯応援させて頂きたいと思います。
いってらっしゃい!!