ようこそ「Studio die Sonne」へ
快適空間コンサルタントの山内陽子です。
わが家はみんなそろって警察・刑事ドラマ好き。
「相棒」も見逃したくないし、
「9係」も見逃したくない!
「危なーい、昨日で試験終わってて良かったー!最終回が観られる!!」と
急いで帰って来た子どもたち。
そう。最終回でしたね・・・寂しいよお!
今日、キーになったのは、「安息香」英名を「ベンゾイン」という香りでしたね。
このベンゾインは、ドラマの中でも繰り返されていた通り、とっても濃厚な甘〜い、
ヴァニラの香りがします。
ベンゾインには、エステル類の安息香酸コニフィリルという成分が約15%ほどと、
アルデヒド類の「バニリン」という成分が2%ほど含まれています(ちなみにほとんどが
それ以外のいろんな成分の集合体なんですよ)。
この「バニリン」がヴァニラの香りを香らせています。
エゴノキ科の樹皮に、三角形の切り込みを入れて滲みださせた樹液を固めた樹脂が原料の
精油です。心を温める作用や鎮静作用があり、古代から悪霊を祓うための香りとして使われてきた
歴史があります。
そういう香りがドラマの中では、逆に悪霊のような凶行を引き起こしたことが
非常に印象的でしたね。
私たちも、ドラマと同じ様にベンゾインをハンドケアに使う事が多いです。
固くなった肌を柔軟にするので、スキンケアにはもってこい!です。
乾燥やひび割れ、しもやけのお肌のケア用クリームを作ります。
甘ったるいヴァニラの香りを重たいと感じなければ、素足になるこれからの季節に
固くなったかかとケア用のコスメを作ってはいかがでしょうか?
ベンゾインで1つ気をつけなくてはいけないのは、ベンゾインは「ベンゾイン・レジノイド(Reg.)」
といって、溶剤抽出して精油を作ります。
なので、有機溶剤にお肌が敏感な方は、パッチテストをしましょうね。
「ベンゾイン・ハンドクリームの作り方」
キャリアオイル20ml に対して、蜜蝋を4g用意します。
これを湯煎にかけてちゃんと蜜蝋が溶けたら、あら熱をとります。
ここにベンゾインReg.を2滴〜3滴垂らして良く混ぜたら
清潔な容器に移して冷まし固めます。
ちゃんと教わりながらやってみたーい!という方は、
スタジオ・ディゾンネのアロマレッスンをお申し込みくださいね。
その時に「ベンゾインのハンドクリーム」とお申し込みください。
*ドラマ9係で登場したのは、ちゃんと商品化されたチューブ入り(しかもデカかったですよねー!)のとろみのあるタイプでしたが、ここで作るのはジャー容器などに入る、すこし固めのもの。練り香などにも使って頂けます。