みんなちがってみんないい!

ようこそ「Studio die Sonne」へ。

快適空間コンサルタントの山内陽子です。

 

「みんなちがってみんないい」という簡単ですが心に残る、金子みすずさんのこの作品「私と小鳥と鈴と」が数年前に流行りました。

大正から昭和にかけて活躍した詩人である金子みすずのこの詩がなぜ平成の世の中で再び注目されたのか?

一言で言ってしまえば、「個性を尊重しましょう!」という事につきるのでしょう。小学校教育の現場(国語や道徳)で採り入れたところも多いようですが、暗唱させることよりも、この詩を本当に味わったかどうかの方がより大切ですよね。

 

人って、自分と違う考えをもっている相手より、自分と同じ考えをもっている相手の方がラクチンなんですよね、どうしても。

「え~っ!?そうなの?ちがうでしょう?!」と言われるよりも、「そう、そう、そうだよね♪」と言われる方がそりゃあストレスがかかりませんもの。

 

なぜでしょうね。

「え~!?」なんて言われると「うん、違うの。素敵でしょ?うふふ♪」ってケース少なくないですか?

どちらかといえば「え~!?」を聞くと「え?変?大丈夫?やめたほうがいい?」と不安になってしまう人が

多いような気がします。

 

全部同じじゃキモチワルイし、刺激がない!ということは理屈ではわかっているけれど、

周りの目が気になってしまう日本人って協調性が高い・・・といえば聞こえが良いですが、

どうも「人と違うことを良しとしない」風潮がなきにしもあらず。

 

ムダに長い前置きになりましたが、

ある方の研究講演会を拝聴しました。

 

インテリアの色の好みについて研究をされている女性博士のお話でした。

 

難しいことは私にはわかりませんでしたが、

日本のインテリアの色の好みは、圧倒的に白を好み、続いてクリーム、ベージュ、アイボリーなど(←結局白系じゃん・・・)や茶色の傾向があるそうです。

一方で、諸外国の方の好みを調べると、実にさまざま。色もパターン(模様)も採り入れる人が多い。

 

そして、その背景には、どうも子供のころの芸術教育がどのようなものであったか、が

関係しているらしいこと、

 

大人になった後も人が示したものからの影響をうけてしまうようだ、ということ。

(事前に自分の好みを表現した後に、まったく違うインテリアのモデルを提示すると、その結果、

そのモデルイメージの影響を受けてしまうらしい、ということ。)

 

やっぱり、協調性が・・・・高すぎ...なんですかね。

 

これ ↓ 書こうかどうしようか迷ったのですけれど、書いちゃえ(笑)!

 

とある雑誌のインテリアの読者投稿募集ページに書かれていた一行。

一語一句ちゃんとは覚えていないのですが、投稿する写真は流行のインテリアのものを、

と添え書きされていたのです。流行のインテリア・・・くつろぎの場も、ファストファッションのように

トレンドに合わせて・・・自分の好みじゃなくてトレンドに合わせるの?と大きな?が浮かんでしまいました。

 

前からずっと不思議でした。

その雑誌に載っているほとんどすべてのお家がみーんな似ているんだもの。

色使い、小物使い、ソファは○○の、とか。どーりで、です。

「他のはダメ」なの???

 

お家はとってもパーソナルな部分。それを流行で、なんて・・・

 

このブログを読んでくださっている方はご存じだと思いますが、カバーページの写真は

我が家のダイニングです。はっきり言って、ぜんっぜん、トレンドじゃないと思いますよ、少なくとも

上記の雑誌に言わせると。だけど、私も家族もこのスタイルが好きなの。

もちろん、同じスタイルでも時代によって多少の変遷はありますよ。

暮らしている私たちも、マイナーチェンジはしています。

けれど、基本的には、

どんなにライトな家具が流行っても、

アーティスティックな家具が爆発的に売れても、

私たちはこれが好き。

 

だけど、ライトな家具が本当にお好きでそろえていらっしゃるならば、そこにその方らしさを

感じて好感がもてるし、アーティスティックな家具に囲まれた空間も素直にカッコイイ!と感じます。

 

みんな違ったっていいのに、ね。

 

「なにこれ、超ストレスぅ~!(-"-)」なんて言うとイヤ~なイメージが

ありますが、ストレスって「(-"-)←こんなの」とか「(-_-メ)←こんなの」とか「(>_<)←こんなの」だけでなくて

「ヽ(^。^)ノ♪←こんなの」もストレスと呼ぶことをご存知でしたか?

 

ライフイベント(=人生におこる様々な出来事。人の生死にかかわるような大きなことばかりではない)そのもの

が人間にとってはストレスであり、悲喜こもごも、いずれであっても度合が大きければ心身は疲弊します。

ハッピー度合が高すぎても、人間って、負担がかかるのですよ。

でも、そういう負担が全くないと、実は人間は生きてはいけない動物なのです。

 

ストレスがかかった結果、何かを体験し、それを脳裏に収めて学習するイキモノなので。

 

結局、生きていくうえで、ストレスが必要ならば、

人と同じじゃないと不安になっちゃうストレスより、

ちょっとくらいなら、「え~!?」って言われるストレスの方が、

わたしはいいなあ。

 

 

みんなと同じじゃなくっても良いよ~!

そういうキミが丸ごと好きだ~っ!

(みんなが照れて言ってくれないなら(笑)、自分で自分に言っちゃえ~♡)

Studio die Sonneは、人と違ってもいい、貴女だけの快適空間を探すお手伝いをします。