お菓子のおかげで知る(イランのお菓子)

ようこそ「Studio die Sonne」へ。

快適空間コンサルタントの山内陽子です。

 

平和な日本で生まれ育ったせいにしてはいけませんが、

お恥ずかしいことに、中東の知識がほとんどないワタクシ。

本当に恥ずかしい。

15年ほど前までは、「中南米」も同じようにざっくり「中南米」だったのですが(本当に恥ずかしいし、相手国の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです)、そちら方面に友だちが出来て初めて細かく色々調べて「中南米」に位置するたくさんの国ごとの魅力や歴史に

目が向きました。

今回は、ざっくり「中東」だったことを恥じるきっかけが。

そのきっかけが、写真のこれ。

今日、イランご出身の方からイランのお菓子を頂きました。

ざっくり、なワタクシがその話に触れるのもおこがましいのですが、「中東」というざっくりは

特に今は難しい問題をかかえているために恥じるべきことでした。もっとちゃんと一人一人に目を向けないと。深い深い反省を。

恥ずかしいのと失礼極まりないのを寛容に受け止めていただいて教わったこと。

 

「日本にたくさんあるペルシャ絨毯。ペルシャはイランと同じなのでペルシャ絨毯はイランの絨毯」

(あうっ、「それ知ってたよ」と、横に居た娘からツッコミが入った😓)

「日本の国の花は桜と菊。イランの国の花はヒヤシンスとクロッカス(サフラン)」

(お花については、チューリップという説もありましたが、お正月などはヒヤシンスをいっぱい飾るのですって。そこらじゅう良い香りで満たされるのですね)

「イランのお正月にあたるのは3月15日」

「イランらしいお料理は、サフランを使ったものと、時間をかけてじっくり煮込んだシチュー」

 

そして先ほど外務省のHPを読んだところ、4年前の東日本大震災の時には、イラン高官をはじめとする方々から励ましのメッセージをたくさん頂き、イランの駐日大使夫人を中心に福島県で1500人分以上もの炊き出しをして被災者の心と胃袋を温めて下さったことや、宮城県仙台市に5万個もの缶詰を届けていただいたことを知りました。

 わたしはかつて、別の国の方からお礼を言われたことがあります。それは、私のとった行動に対してのお礼ではなく、その国のために昔日本がとった行動に対するお礼でした。「Thank you JAPAN」と。

私は大地震と津波と放射能で傷んだ私たち日本人に手を差し伸べてくれた国の出身者とお会いしたのに、今回言いそびれました「ありがとう、イラン」と。

 

 このお菓子、先に食べた男性陣が「とても珍しい味」と評しました。

ピスタチオのお菓子よ、と頂いたのですが、キャラメルのようなヌガーのようなベースにナッツがぎっしり。上にピスタチオ。珍しい味と聞いたら、すぐに試したくなります。

際立つのはジンジャーパウダーの味。これ、最近の生姜ブームを考えると、女性で好きな人が多いんじゃないかしら、美味しいし、「あともうひとつ」とついつい次が欲しくなります。

食べてみて、ふと思い出しました。この味、日本の昔ながらのお菓子にもある味だと思います。

雷おこしにもあったような?

イランがちょっと身近になりました。