今日は、子どもの学校の終業式でした。
その後、保護者会などがあり、帰りがもう
日の傾いた頃だったため、さすがに冷え込んできました。
まだまだ寒くて、春は名のみの・・・。
でも、足下から
「春ですよ、春ですよ」と。
蠟梅(ロウバイ)が小さな枝に力一杯花を咲かせていました。
冷たい風に一生懸命香りを乗せて、私を振り向かせようとしていたのですね。
葉をつける前に下向きにいっぱい花をつけるので、オーガンジーのドレスをまとった妖精のよう。
中心の色が赤紫っぽくてウエストにリボンがついているようにも見えます。
この写真の蠟梅は、学内に植えられた物で、卒業生の記念植樹だそうです。
蠟梅の花言葉は「先見・先導」「慈愛」などだそうですから、「リーダーとしての人格を育成したい」という学校の願いが込められているのでしょうね。
蠟梅の花の香りは、リナロールやボルネオールという成分によるものですが、
これは、スズランやラベンダーにもそれぞれ含まれています。
強い香りで華やかさがありますが、甘ったるいだけではなく、
どこかにわずかな清涼感のようなものを感じさせる
バランスの良い香りなので、これからやってくる春にむかって、心地よい高揚感を感じ得ます。