我が家のLDKから続いたところに、和室があります。
ずっとこの部屋の使い道に困っておりました。
と、いうのも、当初、泊り客のためにつかうことを考えましたが、ドアでもふすまでもなく、
障子で仕切られた部屋のため、障子を片付けるとオープンに、障子を閉めてもセミオープンなのです。
これでは、お客様が泊まっていらしても、ここから近いキッチンやダイニングに私たちがいては
せっかくの大切なお客様が寛げないと感じていました。
かといって、家族の寛ぎに...は、別にリビングルームもありますし、
なんとなく「あるけど使わない部屋」でした。
そこで、思い切ってゲストルームは別室に設え、ここは応接スペースとして使うことにしました。
思いっきり洋風のリビングルームに隣接しているため、正統な和の設えでは、
ここだけ浮いてしまいます。
そのため、外国人が考えるなんちゃって和室をイメージしてみました。
時々、欧米の方に「ジャパニーズ」と見せられたものが、中国風だったり、ベトナム風だったり、台湾風だったり、
韓国風だったり、タイ風だったりしませんか?そんなイメージで(笑)。
もともとうすい鶯色の紙の壁紙と琉球畳のカジュアルな和室です。国籍不明なアジアンスタイルに。
ソファは実家から譲り受けたオランダ製のヴィンテージ。ランプはセカンドショップで見つけた有田焼。
ブッダフェイスはインテリアショップのアジアンコーナーで見つけました。
おじいちゃんの植木鉢みたいなところに植えた、金のなる木が
ちょっと懐かしいイメージを添えてくれるといいのですが。
アオザイ風のデザインのクッションカバーで壁の色をつないでいます。
ほとんどお金をかけないで、まるで違うお部屋に生まれ変わりました。