色温度を整える

室内と屋外で、色が違って見える事があります。


私が多いのは、コスメカウンターで選んだ口紅が、外に出た途端「これ、イヤ!」と思う経験。


他には、グレーやネイビーのタイツの微妙な色味の違いとか、ストッキングの肌色のわずかな色の差。


「足だけ妙に色白〜!」とか、「今日の足、ハワイ帰り?!」というほどの選び間違いはさすがにしませんが、なんだかちょっぴり洋服と合わない・・・そんな日はお出かけをキャンセルしたいくらいの気持ちになってしまいます。


確か、私の大好きな光野桃さんのエッセイだったと思いますが、

イタリアンマダムがストッキングの色を選ぶため、時間をかけて試着し、

お店の外に出たり、入ったりを店員さんと繰り返す様子が書かれていたのを思い出します。

日本のお店でこんな風にストッキングを選べるところを私は知りませんが、

出来るならそうしたい。肌色はとても難しい色です。


黒も要注意で、セットアップじゃないトップス×ボトムスとか、タイツ×靴なども、

外に出ると同じ黒じゃないので、黒一色のつもりが多色使いのような賑やかさ(?)に。


色を選ぶのに理想的とされる照明を、ご存知しょうか。

それは「北窓昼光」と言われるもの。

パーソナルカラー診断の際も、日中の自然光が入る所で、と言われますが

この「北窓昼光」は非常に安定していて正しく色を見分けられるとされています。


「北窓昼光」というのは、

  • お天気の良い
  • 10時くらいから14時くらいの、
  • 北の窓から差し込む
  • 自然光(太陽の光)  を、指します。

私は、似合う色選びやメイクをするための部屋の照明は、

この北向きの自然光と同じ色温度(K=ケルビンという単位で表します)に

なるような人工照明(電球)を取り付けています。

いつもは白熱灯の暖かみのある明りが好きですが、色を選ぶ作業をするときには

白熱灯の明りから、そちらの照明に切り替えます。


市販の蛍光ランプを参考にしてみると、

最も色温度が高いのは「昼光色」と呼ばれて約6500K。『D」記号がついています。

次に「昼白色・5000K・記号N」「白色・4200K・記号W」「温白色・3500K・記号WW」と

続き、最も色温度が低いのは「電球色」で2800K、記号は「L」です。