同じような口紅を何度も買ってしまったことがあります。
新発売が必ずしも似合うとは限りませんし、
売れ筋が私を魅力的にしてくれるとは限りません。
ましてや、今日着ている洋服が私の顔色を左右し、イメージを作り、
違う色の洋服を着ている明日の私には似合わないかもしれないとなると、
もう、どうしていいのやら。
信頼出来る美容部員さんに巡り会う事も大切ですが、
時々思うのは、デパートの照明が悪影響を及ぼすことも多いです。
コスメカウンターで、あれこれ試してみて、会心の一本に出会ったと
思いきや、お外に出た途端・・・え?って。
疲れが顔に出やすい私は、夕方になるとクスミが感じられて、
朝選んだ色が、なんだか違って見えたりします。
でも、この口紅たち、失敗というばかりではありません。
選んだときの私が思い出せる、言わば自分史のようなアイテム。
初めてお会いする方ばかりのときには、ベージュ系の物を選んでしまいがち。
これは、良い意味でも悪い意味でも目立たない様に、個性を出しすぎない様に。
大切な会議やプレゼンテーションが必要なときは、少しはっきりした色を選びます。
何か新しくチャレンジしたりして、節目をまたいだ時も、レッド系などで意思表示します。
ひとことでベージュ系とかレッド系とか言っても、並べてみると面白いほど
違うから、そうやって過去の自分を思い出して。
充分に私の演出に貢献してもらったあと、
気持ちに区切りのついた物は、ありがとうと言って手放します。
たくさんは、手元に残しません。成長、成長(笑)。