少し前のこと。
実家の母親と電話で話をしていたら、こんな感じの事を言われました。
「ね、娘のあなたが、片付けの仕事をしているんだもん、お母さんも考えたのよ。
ちょっとした収納棚を買ってみたの。きれいにしなきゃね。」
え?!
ちょっと待った〜!!!!!!
「収納棚を買ってみた」と?
これ、実はお片づけの「禁じ手」なんですよね。
だって、モノ減らないし、モノ分類されないし、まとめてごっそり納めたら床の占拠率上がるし!
片付けるぞ〜、と意気込んだ最初の行動が「収納用具を買う」の場合、大抵間違いなく片付きませんから。家具増えたら居る場所減るのよ、お母さん!
(首都圏は地価が高いんだから、減った面積の地価計算してみますか?驚く事、請けあい。)
片付けの勉強を始めたとき、かなり早い段階で習います。
掃除より先にするのが、収納。
収納より先にするのが、モノの区別分類。
要るモノと要らないモノ・よく使う物とあまり使わないモノ
どこで使うか・ここで良いのか?
でも、母が「とってもいいこと」みたいに朗らかに報告するものですから強く突っ込めませんでした。
なので、タイミング外して、今ここでやんわりと(?)否定します(←やんわりっていうんですかね、こういうの。)きっと母もこのブログを読んでると思うので。
「片付けが先か」「片付ける先を作るのが先か」という一見するとコロンブスの卵みたいな話ですけれど、どちらを選ぶかで天と地ほどの違いが現れます。「モノに合わせて収納するのではなくて、収納に合わせてモノを持つ」が基本コンセプト ←これすごく大事。
もし、その上で収納用具が必要だとなれば、それはきっと本当に必要なのだと思います。
でも、この「禁じ手」については、私の母だけではなくて、日本中のお母さんたちに言わなくちゃ、
と思っております。
一応名誉のために断っておきますが、私の母は決してお片づけが苦手な人ではありません。
ちょっとモノが多いのでは?と思いますが、出しっ放しでごちゃごちゃになることはまずありません。
と、いうわけですので、よろしくお願いします。