家族の誰かが咳で辛そうにしているとき、私はフランキンセンス(乳香)の精油を選びます。
イエスキリストが誕生したときに献上されたという3つの宝物の一つと伝えられている事はあまりにも有名ですが、それほどまでに言われるのは、金と同等の価値があったとされ、珍重されてきた背景があります。
現在でも、人々が残して行くいろいろな気を浄化する目的で、世界のあちこちのお寺や教会でフランキンセンスの香りのお香が使われています。
この深い深い香りは、自然に瞑想状態に誘ってくれ、無意識に浅い呼吸が深い呼吸に正されるような気がします。
そのような香りですから、神経のストレスを和らげ、ストレスによる呼吸器系のトラブルに作用すると言われています。スキンケアでは高い保湿効果があるとも言われます。
呼吸が辛いほどの咳のとき、洗面器にお湯をはり、このフランキンセンスを数滴落としたら
タオルを頭からかぶって、この洗面器からの湯気を静かに吸い込んで(←あくまでも静かに。むせない様に気をつけて)ゆっくり呼吸します。
咳をコンコンし続けていると、苦しいし、辛いし、疲労してきます・・・でも、こんな風にしていると、
フランキンセンスの香りと成分のおかげで、だんだん気持ちも落ち着いてきます。
私はこの香りを、緊張してドキドキドキドキ・・頭が真っ白になりそうなときに嗅いで
ゆっくり深呼吸をすることもあります。
ワセリンに混ぜたら、手軽に作れるお守りのような練り香ができあがり。
フランキンセンス入りのワセリンは、その保湿作用に着目して
ハンドクリームとしても優秀です。
フランキンセンスには、スイートオレンジ、クラリーセージの精油をあわせるのが好みです。
- フランキンセンス
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- カンラン科
- 水蒸気蒸留法によって採取
- カジネン・カンフェン・ピネンなど
- 強壮作用・細胞成長促進作用・子宮強壮作用・消毒作用など
- カンラン科