10年ほど前から、ハンカチは「白」と決めています。
コレといった理由が、あるような、ないような。
もちろん、一斉に総取り替えしたわけでもなく、
段々に、なのですが、
きっとその頃から、自分が変わり始めているのを
なんとなく感じていたのかもしれません。
これを読んでくださっている方の中にも、
女性としてのステージが変わったり、
母としてのステージが変わったり、
娘としてのステージ、上司としてのステージ・・・もしかしたら、おばあちゃまとしてのステージを
獲得した方もいらっしゃるかもしれません。
特別に大きな変化は無いようなときでも、私たちはたぶん間違いなく成長し続けていて。
私のときも、何か特別なステージの変化があったわけではないのですが、
ある時ふと、「今までの洋服が似合わなくなったな」とか「今までの髪型がちょっと違う」程度のことを
感じたように記憶しています。
そんな頃、今まで持っていたハンカチの柄にも、何か言いようの無い違和感を感じました。
洗濯をする度、アイロンをかける度、感じたこと。
「こんな小物にも、私らしさってあるんだわ。私らしいって何だろう。」
「私の色」って何色だろう?
考えた事、ありますか?
ぜんぜん私もわからなくて。
でも、こうやって日々成長して変わってゆく自分を受け容れてくれる色って何だろう、と
考える様になったら、自然に白いハンカチを手に取る様になりました。
白いハンカチを手にした瞬間、自分探しにちょっと疲れていたことに気づき、
同時に一息つけたような安堵感を覚えました。
以来、ずっと「ハンカチは白」。
ところで。
「白」にも色々あります。
写真を見てもお気づきになるかと思いますが、いわゆる真っ白もあれば、ベージュがかった白や、
ピンクがかった白、グレーがかった白、などなど。
これが、ブラウスやシャツなどの場合、どんな白を選ぶかで、見せたい貴女を変える事が可能です。
きちんと見せたければ青みの白でクールに、優しいママに見せたければアイボリーなど、
肌の色まで違って見えます。
白でもしっかり個性が発揮出来ます。
白は、控えめなようでいて、そうでもなかったりして?